
将来の為に、食生活を見直そう
という動きが最近あります。例えば、イギリスで大人気の若手シェフのジェイミー・オリバーが、酷い学校給食の質を向上させる事が、イギリスの未来にとって、大切な事だという運動を起こし、学校給食に大きな変革をもたらしました。
また、数年前には、
出演者の食生活を変える事で、
健康状態だけでなく、考え方や気分、
そして、最終的には、
生活まで変えてしまう
という「You Are What You Eat」というテレビ番組がとても人気になりました。また、その番組を元に、本が出され、ベストセラーになりました。
それ以来、イギリスでは、食べ物が、私達の日常生活において、多岐にわたって影響を及ぼし、食生活を見直す事は、将来にとってとても大切という考え方が、一般的に定着ました。
この「You are what you eat」という表現は、直訳すれば、「あなたが食べる物が、あなたです。」という意味です。もう少し分かり易く言うと、あなたが食べる物が、明日のあなたを作る。そして、その食べ物は、多岐に渡って、あなたの生活に影響を及ぼします。だから、食べる物には気を付けなさい。という意味で、使われる様になりました。
ところが、最近の日本では、ファーストフードや、ダイエットなどに象徴される様に、食が乱れ、食に対する考え方が、安易というか、軽率なものになって来ています。
日本には、世界に誇れる食文化があります。そして、日本は世界でも有数の長寿国です。しかし、危ない食品が溢れている現状のままでは、若い世代が、今後も世界一の長寿国であり続けることは、困難であると言えます。それを変えるには、もう一度、
食べることは、生きるという事
を再認識し、毎日、口にする食べ物に対して、もう少し、注意を払い、
安心で安全な食品を自ら選択していくこと
が重要な時代になってきています。